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磁気軸受の応用分野拡大に向けて

本書の特長

本書では、2014年~2018年出願の磁気軸受に関連する最新の公開特許情報を調査対象として、「磁気軸受の応用分野の拡大の可能性は?」との問いに答える資料提供を編集のねらいとしました。
磁気軸受を応用した製品で、最大の成功例は半導体製造装置向けの磁気軸受式ターボ分子ポンプです。約30年前(半導体産業の立ち上がり時期)から量産が始まり、現在の世界市場規模は年間約400億円です。量産商品で、市場規模が数十億円以上のものとなるとこれ以外にはありません。
しかしながら、受注生産では、地球温暖化防止対応に関連し、エネルギー分野の産業機器(圧縮機、膨張機、送風機、回転機器等)において、省エネ・効率アップ、潤滑油による汚染防止、メンテナンスフリー等の要求を満たすため、高速回転、軸受ロス低減、被作動体の汚染防止、軸受の長寿命化等を可能とする磁気軸受が採用され始めました。日本メーカも最近、この分野の特許出願を始めていますので、この分野の磁気軸受応用が、更に拡大してゆく可能性は充分にあります。
一方、小型流体ポンプを含めて、半導体製造置関連の磁気軸受応用に関しては、その出願特許状況から商品化へ進む可能性はありますが、100億円越えの規模になるかは、半導体製造装置のキーコンポーネントとなる磁気軸受ならではの特徴ある商品が見つかるかどうかにかかっており、それはこれからの目の付け所にかかっています。
本特許情報を「磁気軸受の応用分野の拡大の可能性は?」との問いに答える資料として、この先を考えるガイドブックとして本書をご利用ください。

磁気軸受の応用分野拡大に向けて

¥88,000価格
  • パテントガイドブック

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