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導電性有機材料のレーザー転写
導電性有機材料の代表的なデバイスは有機EL(OLED)です。本書は、OLEDを中心に、レーザー転写技術を取り上げました。 

OLEDの有機膜形成法には、蒸着法、インクジェット方、レーザー転写法(LITI)等がありますが、LITI法は、光エネルギーを熱エネルギーに変換し、その熱エネルギーで有機材料を基板へ転写するものです。したがって、蒸着法やインクジェット法に比較して、以下が利点とされています。
1.高解像度のパターン形成ができる。
特に蒸着法ではマスクを使用するためにパターン周辺が明確にならない。
2.フィルム厚さの均一性が確保できる。
特にインクジェット法では濡れ性により中央と周辺で厚みが異なることが課題です。
3.多重層の実現能力が高い。 
4.大型マザーガラスへの拡張性が高い

これらの特徴を持つ、導電性有機材料のレーザー転写技術を、最近の特許情報から全体俯瞰しました。転写・成膜方法、組成物・フィルム等の材料、デバイス製造方法、装置(転写・露光)、応用、その他の参考情報の6つに区分しました。転写層の表現として、ドナー層、ドナーフィルムがあります。また、光熱変換層も含めています。

導電性有機材料のレーザー転写

¥88,000価格
  • パテントガイドブック

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